ほのぼのではないブログ

出産後6か月で離婚。貧乏生活を過ごしたシングルマザーの「祝!子育て終了!」アラフィフ日記

思い出せない?実家

私の実家の話になりますが、決して裕福な家庭ではありませんでした。

父は自営業で安定した収入ではなかったようですが、バブル時代はかなり経営は良かったと聞いております。しかし母は当時から金銭感覚がなかったようで、そんなこんなで我が家は賃貸暮らしでした。

そんな賃貸生活でも3度目の引っ越し先は特に酷かったと思います。幸い私は当時結婚して家を出ていたため実家に行く頻度も少なかったのですが、この時期に離婚となり出戻ることになったのです。

間取り2Kの築年数はどれくらい?と思う程の平屋のアパート。そこに父、母とまだ独身だった弟が住んでいましたがそこに私と娘の住むスペースがあるのか?とても不安でした。当然プライバシーを確保するスペースもなく、私と娘は両親と一緒に寝る羽目となったのです。

何が一番苦痛だったかというとトイレがいまだに汲み取り式でしたので臭いが。。。私はもともと臭いにすごく敏感だったので、あの汲み取り式のトイレの臭いが気になって仕方ありませんでした。

 

狭いスペースの中プライバシーもなく、苦痛な臭い、そして私の両親は喧嘩の絶えない毎日だったので子育てする環境には向いてなかったと思います。その生活がどれくらい続いたか覚えていませんが、そんな中、父が2回目の脳梗塞で倒れ寝たきりとなってしまったのです。

このスペースで寝たきりの父を介護出来る訳ない!!、この環境から早く解放されたいと常に考えていた私は新しい家を求めて不動産屋へ行く決心をしたのです。

 

私も働いてはいましたが、引っ越しとなると敷金礼金とまとまったお金が必要になります。一人では予算にも限界があったため、弟に相談し二人で新しい引っ越し先を探すことに。

低予算で家を探すのは本当に大変でした。安い家賃だと何かしらのデメリットがあります。そんな中、一軒家の賃貸を見つけることができました。すぐに内覧、5DKと部屋数も十分、こちらも築年数はかなりいっておりましたが、敷金礼金が2ヶ月でよかったこともあり即決したのです。

 

この出戻ったアパートに住んだ期間が長くはなかったということもありますが、この家に住んだ時の記憶がほとんどありません。

強いストレスとなった過去の出来事や感情を思い出せないという、解離性健忘のなのかなと考えることもあります。嫌な記憶は消し去りたいということなのでしょう。

その一方で解離性健忘によってつらい体験を忘れられると言い換えられることもでき、本人の心を守ってくれる側面もあるということで、、

ポジティブにそうなんだと思うことにしています。

 

 

とりあえず今回の引っ越しでプライバシー確保は確約出来たというお話でした。