ほのぼのではないブログ

出産後6か月で離婚。貧乏生活を過ごしたシングルマザーの「祝!子育て終了!」アラフィフ日記

極狭おんぼろ賃貸生活 コンプレックス克服への道

私は小さい頃から自分の家にコンプレックスをもっていました。なぜならかなり古く、とても狭かったからです。

1棟4戸の2Kのアパート、その1階の1室に5人家族で住んでいました。間取りは4畳半と6畳だったかな?そしてキッチンというより台所ですね、しかも3畳の台所真横にトイレ、お風呂があるという不思議な造り。脱衣所もなく台所で脱衣するしかありません。

嫌1 ご飯の匂いとトイレの臭いが混ざる!

嫌2 洗面所がなく水道は台所のみ。当然歯磨きも台所!

 

玄関という場所らしきものがなく、ただ靴を置くだけの場所。

嫌3 玄関ドア開けると部屋の中がまる見え!

 

6畳間がいわゆる子供部屋、学習机3つと二段ベッドで部屋を埋め尽くす。各自天井からカーテンらしきものを吊るして仕切りをしていた。謎の秘密基地のようなスペース、小さい子にとっては楽しめる空間なのでしょうが思春期には不向き。

そんな中4人目の弟が生まれ、この空間で6人は無理だと両親はやっと感じたのでしょう。もう少し広い所へ引っ越すのだろうと思っていたのですが、何故か真上の2階の1室を新たに借りるという。。

簡単にはおんぼろ賃貸生活から解放されることが出来ず、2階を子供部屋ということで兄が1人部屋、姉と私で一部屋という振り分けをされたのです。

とりあえず2階ということで親との距離は保てました。両親はケンカが多く、ほぼ毎日ケンカの日々、、、

嫌 4 ケンカが始まっても狭いので逃げるスペースがない!

 

ご飯やお風呂は1階でということで、ご飯を食べ終わると靴を履き一旦外へ出て2階へ。お風呂も同じく着替えを2階へ取りに行き1階でお風呂に入る、そしてまた靴を履き外へ出て2階へ、そんな面倒くさい生活をしていたのです。

そして1階と2階の連絡方法は親子電話があったのですが、起床時間に電話でも起きない時なんかは1階から謎の棒で天井を叩き上げるという。天井も薄かったので音と振動で効果はてきめん(笑)

嫌 5 いちいち靴を履いての移動が面倒くさい!

 

そんな賃貸生活を私は高校時代まで過ごし、当然そんな家に友達を呼べる訳もなくひっそりと暮らしていました。それから何度かの引っ越しをし結婚しましたが、離婚し出戻ってまた実家暮らしへと。

 

いつかは自分のプライベート空間のある1人部屋、そして洗面所付きの家に住みたい!!

 

そんな些細な事を夢見て、ようやく現在は1戸建てに住める生活となりました。

 

人生悪いことばかりではありません。私は悪いことが続いた後は必ずそれなりに良いこともあると思ってます。なので悪いことが続いてる時は何も行動を起こさないのが私のモットーです。

誰にでもコンプレックスはあると思います。そのコンプレックスをいかに克服できるか、それは完璧を求めず現状より少しでも良くなれば喜びを感じること。そしてそのコンプレックスに対して落ち込むのではなく、前向きになることでそこが努力となっていくのかなと思います。

一気に夢も叶う人もいるかとおもいますが、私は少しずつ段階を踏んだからこそ今の生活があると思っています。

 

数年前この思い出の賃貸アパートの近くを通ったため懐かしく思いその場所まで行ったのですが、アパートの姿はなくきれいな駐車場となっていました。

 

それはそれで少し悲しかったかな(笑)